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52話

李二虎はまるでマッサージを楽しんでいるかのようだった。

趙茹は親友の得意げな表情を見て、キツい口調で言った。「今夜はダメよ。明日、彼をあなたに貸してあげる!一日だけよ。もし一日で彼を食べきれなかったら、連れ戻すからね」

「ケチね!」

曲麗穎は鼻で笑うと、満足そうに部屋を出て行った。

李二虎はほっと息をついた。

つまり、今夜は安全だということだ。

しかし趙茹が自分を曲麗穎に一日貸すと言ったことが、李二虎の心に引っかかっていた。

李二虎は恐る恐る尋ねた。「趙姉さん、さっき彼女と話していたこと、あれって冗談なの?本気なの?彼女が僕と寝たら、姉さんは本当に損するの?」

「そんなわけない...