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399話

李二虎はリズムを速めた。

曲姉さんの本当の素顔がもうすぐ見られるとわかっていた。

畏敬の念を抱きながら、勇敢に戦い続ける。

耳元に突撃のラッパが鳴り響いた。

もうすぐだ、もうすぐ。

「痛い痛い!」

曲麗穎は歯を食いしばって言った。

映画のセリフは一言も残っておらず、気取った言葉もない。

ただ身体の感覚に対する本能的な表現だけ。

そしてすぐに、彼女は爆発した!

「痛いって言ってるの!聞こえないの?」

そう言うと、彼女は一気に李二虎を押しのけた。

李二虎は曲姉さんがこれほどの力を突然発揮するとは思わず、避ける間もなく、ベッドに押し倒された。

しかし曲麗穎は電光石火の速さで彼の体に覆いかぶさり、力強...