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368話

彼の予想通り、曲麗穎は黙り込んだ。

返事をするどころか、黒ビールを飲む動作さえも止まっていた。

李二虎は思わず、曲姉さんもしかして趙姉さんの亡き夫を好きだったのではないかと考えた。

日記の内容は演技だけではなく、その中には曲姉さんの本当の感情も隠されているのではないか。

李二虎がさらに何か言おうとした瞬間、曲麗穎は黒ビールの缶を置き、淡々とした口調で言った。「あなたの前に、サークル外の男性で私と芝居を合わせた人がいたわ。彼が趙茹の夫よ」

質問に直接答えたわけではないが、李二虎には彼女の言わんとすることが理解できた。

自分の前に、もう一人の男が曲姉さんと親密に接していたということだ。

平四海、趙...