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253話

「ワンワンワン!ワンワンワン!」

ベッドに伏せていたシュナウザーは、女主人の胸が触られそうになるのを見て、キャンキャンと激しく吠えた。

「少々お待ちください」

葉暁雯はそう一言言うと、犬を主寝室から抱き出した。

李二虎は彼女がシュナウザーをどこへ連れて行ったのか分からなかったが、もう犬の声は聞こえなくなった。

しばらくして、葉暁雯は主寝室に戻ってきて、「李さん、続けましょうか」と言った。

そう言いながら、彼女は先ほどと同じように李二虎の前に座り、思い切って胸を突き出し、豊かな胸を李二虎の手が届く位置に近づけた。

李二虎は遠慮なく、すぐにマッサージ図に示されたツボと手法を真似て、優しく葉暁雯をマ...