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232話

葉暁雯が処女ではないと分かっていても、今の彼女の姿は処女よりも一層いとおしく感じられた。

李二虎も治療のことなど忘れてしまい、ただ本能のままに葉暁雯に尽くし、同時に自分も言葉にできないほどの満足を得ていた。

彼の状態は非常に良かった。

何美麗と一緒にいた時よりも、強さも増し、時間も長く続いた。

宙に浮かんでいるのは葉暁雯だけではなく、李二虎自身も体が浮き上がるような感覚に包まれ、我を忘れていた。

肉体は消え去り、魂だけが震えていた。

……どれくらい時間が経ったのか、李二虎はすべての動きを終えた。

彼は動きを止め、再び葉暁雯の様子を見ると、彼女はベッドにうつ伏せになって眠っていた。幸せに紅潮した...