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203話

李二虎は思わず背筋が凍りついた。

他の女性に対して確かに興味はなかったが、救済する対象が趙茹だというなら、彼は喜んで引き受けるつもりだった。

おそらく自分の人生で最大の願いは、趙姉さんを救い、そして彼女と一緒になることだろう。

「趙姉さん、僕はどうやってあなたを救えばいいの？」李二虎は焦れて尋ねた。

趙茹は笑うだけで何も言わず、指で李二虎の胸を指さして言った。「救いの道はその中にあるわ。弟くん、姉さんはあなたにとても期待しているの」

そう言いながら、彼女はそっとグラスを置いた。

そして両手で李二虎の頭を抱え、彼の頭を自分の唇に引き寄せた。

二人の唇が再び重なり合った。

李二虎は生まれて初めての...