別れた後、艶姉に拾われて

199話

上も口、下も口……

彼は体が熱く、まるで爆発しそうな気配を感じていた。

李二虎はてっきり今夜、趙姉さんが酔いに任せて自分と一気に最後まで行くものだと思っていたが、それは彼の考えすぎだった。

趙茹は彼の身体の感覚を完全に挑発した後、軽く彼を押しのけた。二人の間にはまだ長い銀色の糸が繋がっていた。

「趙姉さん、どうして……」

李二虎は少し落胆して尋ねた。

趙茹は彼の耳元に近づき、優しく囁いた。「あんなこと、やっぱり二人きりの時にした方がいいわ。それに、お姉さんも電球役はしたくないしね、そうでしょ？」

「え？」

李二虎は最初理解できなかったが、趙茹がアイランドキッチンから降り、優雅に厨房を後にした時...