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175話

「これじゃあ自分に全く経験がないって丸わかりじゃないか?」

誰かに知られでもしたら、間違いなく蔑みの対象にされてしまうだろう。

だが何美麗はそれ以上何も言わず、李二虎に小さく頷くと、そっとタイトスカートの中に手を伸ばした。

李二虎は彼女が突然何か驚くべきものを取り出すのではないかと恐れたが、それは杞憂だった。何美麗はただ黙って太ももに纏った黒いストッキングを脱いだだけだった。

彼女は黒ストを脱ぎ、李二虎の目の前でひらひらと揺らした。李二虎にはその黒ストから立ち上る熱気が見えるような気がした。

障壁が取り除かれ、李二虎ははっきりと感じた。自分と何美麗の太ももが触れ合うとき、それはもはやストッキン...