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998話

轟塔されたあの黒い山の峰の下、眩い霞光が一瞬閃き、不思議にも神秘的な金色の大殿が現れた。

五彩の霞が、この巨大な金殿をゆっくりと取り囲むように回転し、まるで仙界の宮殿のように神秘的で不思議な雰囲気を醸し出していた。

燕南山は目を丸くして驚きの声を上げた。「賢弟、神殿だ！」

ここに神殿があるとは？

この神秘的な金殿が一つの山の中に隠されていたなんて。人馬星河の者たちがここを発見できなかったのも納得だ。峡谷内では神識も神念も何か神秘的な力に制約され、全く伸ばすことができないから、この神殿の存在に気づくはずもない。

この死星は百万年前に既に崩壊して死んでいたはずなのに、どうしてこんな金色の大殿がある...