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80話

「ありがとう、羅さん。でも、この原石はもともとあなたが勝ち取ったものですから、私がいただくわけにはいきませんよ」東方鶴は慌てて苦笑いを浮かべた。

「ふん、さっきそんなに欲しがっていたのに。今から売ってあげるわ。買わないなら、今日のことを祖父に全部話すわよ」羅珊珊はポニーテールを引っ張りながら言った。

東方鶴はこの少女が頭がおかしくなったのか、それともこの原石の価値を知らないのかと思い、一瞬心の中で喜びを感じた。すぐに困ったような表情を作って言った。「羅さん、本当に売りたいなら、買わせていただきますよ。二狗、早く羅さんにお金を用意しろ」

「はい、兄貴」三角の目をした男はすぐに頷いた。

二...