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799話

軍艦の甲板には、巨大な軍旗が風になびいていた。『雷音城』という古めかしい三文字が目立っている。

戦神号?

胡素晴の眼差しが変わり、表情に驚きが走った。すぐさま巨岩の陰に身を隠す。

雷音城の者たちも雷暴荒原を通り抜けてきたのか?

胡素晴の表情がわずかに変化し、戦神号が見えなくなるや否や、夢幻の彩雲に乗って稲妻のように蒼晶氷川へと向かった。

三相大道境の苏万山は、その神識と神念を数万里先まで届かせることができる。

雷暴荒原を出るとすぐに、苏小舞は苏万山に兄の苏浩明を探すよう命じた。

雷暴荒原の中で、苏浩明は戦神号から飛び出して雷暴妖獣と戦い、戦神号とはぐれてしまったのだ。

苏万山の...