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550話

「王天人は玄化境後期の実力を持ち、四大修真家の一つの長老だ。やはり手強い相手だ」

「破れ!破れてしまえ!」王天人は狂ったように真元を燃やし、氷球から神々しい光が激しく閃き、無数の碗口ほどの太さを持つ氷の光線が雷のように四方へ向かって暴れ狂い、阵盘を激しく打ち砕いていた。

「ドーン、ドーン……」天地を裂くような爆発音が次々と響き渡り、阵盘全体が激しく震動し、空間に漂う血の霧が四方八方に吹き飛ばされていた。

阵盘の内部では、道韻や威圧、符文、そして音符や古楽が、碗口ほどの太さの氷の光線に打ち砕かれ、バラバラになっていった。

「欧陽志遠お兄ちゃん、阵盘がもうすぐ壊れちゃう」少女は阵盘が無数の...