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436話

欧陽志遠が彼女を行かせたくないというわけではなかった。彼が知っていたのは、西洋の魔法使いたちが常に東方の修真者と対立していることであり、西方で聖杯を探すとなれば、必ず西洋の魔法使いと遭遇するだろうということだった。そうなれば衝突は避けられない。

警花の修真レベルは低く、能力も限られていて、彼の助けになるどころか、むしろ足手まといになる可能性があった。

小さな少女が言った。「志遠お兄ちゃん、私も一緒に行くわ」

欧陽志遠はうなずいた。「いいよ」

小さな少女は今や本源烈焰珠を手に入れ、戦闘力は欧陽志遠に匹敵するほどで、十級の浮屠魔法使いを打ち負かすことも容易だった。

警花は少し落胆したが、...