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28話

隙間から覗き込んだ王鵬の目に、息を呑むほど白く滑らかな肌と、波打つような豊かな胸の谷間が飛び込んできた。

趙詩婷は話し終えても欧陽志遠がまだ動き出す様子がなく、ぼんやりとそこに立ち尽くしているのを不思議に思い、顔を上げてみた。顔を上げた瞬間、彼女は欧陽志遠が痴呆のような表情で自分の胸元を食い入るように見つめ、目を見開いたまま、よだれを流さんばかりの様子でいるのを目にした。

欧陽志遠のその痴呆のような姿を見て、趙詩婷は疑問の表情を浮かべ、反射的に自分の胸元を見下ろした。そこには、はちきれんばかりの雪のように白い双丘が露わになっていた。

「きゃあっ!」趙詩婷は胸元からこぼれる春の光景に恥ずか...