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1276話

欧陽志遠は瞬時に悟った。この巨大な蒼龍は、龍龍の祖父、盤天の龍念の一つだったのだ。

盤天の九つの龍念は、それぞれ太陽星河の辺縁を守護し、魔族の侵入を防いでいる。

きっと盤天は自分の星際戦艦を発見し、魔族の侵入と勘違いしたのだろう。

欧陽志遠は急いで大声で叫んだ。「盤天、私だ、欧陽志遠だ……」

「シュッ……」欧陽志遠の轟くような声が響いた瞬間、恐ろしい龍の爪が止まり、たちまち消えた。

続いて、数千万里にも及ぶ蒼龍が星空の果てから飛んできた。

星際戦艦より何百倍も大きな龍頭が虚空に現れ、威厳に満ちた二つの龍眼が欧陽志遠をじっと見つめ、蒼古の声を発した。「神族の小僧、わしの孫の龍龍はどこじゃ?」

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