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1267話

「あの小僧が碧琼を連れて第十五層天界から逃がすわけにはいかないわ。追うのよ！」

冰月仙子の速さは尋常ではなく、瞬く間に数十万里先へと飛んでいた。

強大な仙念が混元神斗を貫き、虚空の果てへと逃げる欧陽小凡と碧琼の姿を捉えていた。

冰月仙子はまたたく間に欧陽小凡と碧琼に追いついた。

万虎と万龍の兄弟は彼女の後方に取り残されていた。

欧陽小凡と碧琼は混元神斗の中に隠れ、第十五層天界の縁へと必死に逃げていた。祭壇を利用して上層天界へ飛昇するつもりだった。

突然、欧陽小凡は遠くから猛烈に強い仙念が横切ってくるのを感じた。その仙念の速さは驚異的で、彼らの逃走速度をはるかに上回っていた。

瞬く間に、その仙...