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1255話

春梅は万聖宗が晶石エネルギー砲を発射するのを見て、悲鳴を上げながら素早く法訣を打ち、戦艦を高速で後退させた。

「本当に分かっていないな!」欧陽志遠は冷ややかに鼻を鳴らすと、両手を回し、眩しい金光が一閃し、百七十級の防護大陣が瞬く間に戦艦全体を覆った。

「ドォォン……ドドン……」天地を揺るがす爆発音が絶え間なく響き、密集した晶石エネルギーの嵐が防護大陣に激突し、光の粒子が四方に飛び散り、激しい爆発を引き起こした。

戦艦全体は、強靭な百七十級の大陣の防護の下、泰山のごとく安定し、揺れることすらなかった。

欧陽志遠は戦艦の甲板に立ち、八風不動の姿勢で、冷笑しながら相手の狂気じみた攻撃を見つめ...