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1174話

「あれは聖女たちの泣き声よ」

楚霜儿は欧陽志遠を見つめ、「志遠お兄ちゃん、どうせあなたはもう女護法たちを殺してしまったわ。この聖女たちはとても可哀想だから、私たちで彼女たちを救い出して、この恐ろしい場所から連れ出してあげない？」と言った。

楚霜儿には、これらの聖女たちの行く末が何なのか分かっていた。彼女たちの境遇に同情を覚えていた。

少女の心は優しく、それが欧陽志遠の気に入るところだった。

仏の教えにも「一人の命を救うことは七重の塔を建てるより尊い」とある。

善行を積めば、自分の運命にも必ず良い影響があるだろう。

欧陽志遠はうなずき、「行って救おう！」と言った。

そう言いながら、少女の手を引き...