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1085話

「千里……五百里……」

欧陽志遠の戦艦が、晶石エネルギー砲の射程範囲内に入った。

「砲撃開始!」大長老の玉寿年が命令を下すと、玉耀武は即座に百門以上の充填済み晶石エネルギー砲を起動させた。

「ドォォン……ドドン……」百門以上の高く構えられた砲口が一斉に轟き、碗ほどの太さの晶石エネルギー波が瞬時に放たれ、転送通路全体が眩いばかりの光に包まれた。

眩しい晶石エネルギー波は、百を超える恐ろしい竜巻のように、刺すような光芒を放ちながら、欧陽志遠の戦艦へと猛烈に襲いかかった。

欧陽志遠はすでに準備を整えていた。手を一振りすると金色の光が閃き、八十級の防護大陣が瞬時に戦艦全体を覆った。

「ドォォン……ドド...