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1657話

葉初晴と南詔戯雪の二人のことを考えると、楚錚はちょっと頭が痛くなった。

厳密に言えば、葉初晴も南詔戯雪も「韓放事件」の身代わりに過ぎず、真犯人はまさに今、幸せそうな顔をしている柴紫煙と花漫語だった。

しかし、楚錚があの二人に腹を立てたのは、彼女たちが分別をわきまえず、彼の前でなお英雄ぶっていたからこそ、彼女たちを追い出すと厳しく言ったのだ。

あの女たちは楚錚なしでは生きていけないように見えるかもしれないが、彼女たちはプライドが高いから、夜が明ける前に意地を張って姿を消してしまうかもしれない。

だから、楚錚は柴紫煙があの二人のことを持ち出した時、頭が痛くなったが、気にしていないふりをして「そうだ...