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79話

不安、後悔、恐怖、絶望、精神は崩壊の縁に立たされていた……

こんな具合の朝食を見て、老李は食欲を失い、再び壁の隅に這い戻った。

老李はやむなく再び床に座り込み、茫然と独房を見つめた。

今回は、誰も彼を助けに来ない、もう誰も老李を救いに来ないだろうと、老李は心の中で自分に言い聞かせた。あと数時間で、本当に死ぬことになるのだ。

老李は突然、これまで感じたことのない絶望感に襲われた。あれほど身体能力に優れているのに、今は逃げ出すこともできない。

翌日も、老李は一日中閉じ込められていた。昼と夕方になると、いつものように扉が開き、用心棒たちが外から昼食と夕食を差し入れた。

昼食の弁当箱を開けると、老李は...