君のために詩を書く

73話

李おじさんは一路押されて黄一覇の前まで連れてこられた。

「ひざまずけ！」

後ろの手下が大声で怒鳴った。

李おじさんがひざまずかないと、すぐに誰かが尖った革靴で李おじさんの膝の裏を強く蹴りつけた。ドサッという音とともに、彼は再び地面にひざまずかされた。

李おじさんは激痛に耐えながら、もう一度立ち上がろうとしたが、肩と背中を数人の手下にがっしりと押さえつけられた。

「黄一覇、俺じゃない、これは全部黒龍の陰謀だ！俺はトイレで奴と劉麻子がお前を陥れる話をしているのを聞いたんだ……」

パシッ！

李おじさんが真実を少し話し始めたところで、すぐに劉麻子が腕を振り上げ、李おじさんの頬に強烈な平手打ちをくらわせ...