君のために詩を書く

62話

「ホワードは確かに社交的でコミュニケーション上手だ。ラオ・リーの印象も悪くない」

「お互い助け合いましょう、お互いに」

ラオ・リーもホワードに丁寧に返した。

しばらくするとトイレに行きたくなり、ラオ・リーは3階のトイレへ向かった。

用を足し終えると、少しだけ気持ちが楽になった。

深く息を吸い込み、今日はこのまま何事もなく、このペースで閉店時間まで耐えれば、家に帰れると考えた。

洗面台に身を乗り出して口をすすぎ、顔を洗って気持ちを引き締め、ちょうど振り返ろうとした時——

突然、廊下から足音が聞こえてきた。

さらにヘイロンと傷面劉の二人の会話も聞こえてきた。

「準備はできているか...