君のために詩を書く

295話

「どうせ賭ける目的じゃないしね」

老李は急いで中を見て、ギャンブルテーブルに座っているデブ男を再び確認した。

「あいつは、カジノでマネーロンダリングしてるのか？」老李は驚きを隠せず尋ねた。

「そうだよ、何度もやってるし、みんな知ってることさ。こういうカジノでマネーロンダリングする客は、俺たちジュンケットにとっては何のリスクもない客だ。返せなくなったり逃げ出したりする心配がまったくないからな。つまり確実に稼げるわけさ。違いといえば、いかに彼に興味を持たせて何回か賭けさせるか、多くベットさせるかだな。そうすれば俺たちの手数料も高くなる。これはつまり、いかに客を引き留めるかってことだ」

斌仔のこの説...