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278話

「最初は人脈もリソースもない場合、どうやって始めればいいんですか?」老李が斌仔に尋ねた。

「お客さんがいなければ、一階の入口で客引きをするんだ。散客の中から、VIPルームに入れるだけの実力を持った人を見つけるんだよ。基本的には、紹介なしで自分から来る実力のあるお客さんも少なくないんだ。大体、散客八人に一人くらいの割合で実力のあるお客さんがいる。八対一の比率だ。あとは誰が素早く動けるか、誰の目が利くかで、そういう人を見つけ出せるかどうかが決まる」

「それじゃあ、私も一階の入口で客引きをしなきゃいけないってことですか?」老李はくすくす笑った。

「本来なら新人は皆そうするものだけど、老李さんは...