君のために詩を書く

277話

斌仔の話は、まるで別世界の出来事のようで、老李は好奇心と喜びで胸がいっぱいになった。

「斌仔、もし相手が全部負けて、貸したお金を返せなくなったらどうするの？最終的にどうしてもお金がない場合は？」老李はどこか危険を感じずにはいられなかった。

「そういうことも、確かに起こりうる。でもそうなった場合は、私たち積碼仔の問題になるわけさ」

「お客さんに貸したお金は、元々私たち積碼仔がカジノから借りたものだ。お客さんが返せなくなったり、逃げたりしたら、その責任は私たち積碼仔が負うことになる。だから十年間積碼仔をやっていた人が、一人のお客が逃げただけで、十年間稼いだ金が全部吹き飛んだというケースもある...