Read with BonusRead with Bonus

263話

「なるほど、小詩の携帯が劉麻子の手にあったわけだ!」

老李は心の中で激しく罵った。すべて自分が小詩と小南を危険な目に遭わせたのだ。

ムムム……

小詩と小南は劉麻子が来たのを見て、必死にもがき、大声で叫ぼうとしたが、口には黒いテープが貼られ、「ムムム」という音しか出せなかった。

「二人のかわいこちゃん、オレが来てやったぞ。どうだ?待ちくたびれたか?へへへ、焦るなよ。すぐに可愛がってやる。天にも昇るような気持ちにしてやるからな。昨日の夜もお前らをイかせまくっただろ?これからはここでオレと一緒に暮らせよ、どうだ?学校なんか行かなくていい。飯も酒も全部オレが面倒見てやる……」

「ここがお前らの家だ。オ...