君のために詩を書く

167話

「どうやってあなたを解放しろというんですか？李科長、あなたは誰かに嵌められたわけじゃない。私もあなたに復讐しているわけでもない。分かっているでしょう？あなた自身が日月谷浴場に行ったんです。誰かに縛られて連れて行かれたとでも？」

岳大軍はたちまち態度を豹変させ、箸をテーブルに叩きつけた！

「わ……私は……そ……そうです……私が……一時の迷いで……私が……」

李永山は体を震わせ、ますます言葉が出てこなくなった。

「女性看護師や女子学生に対するセクハラも、誰かにナイフで脅されてやったとでも？」

岳大軍が再び詰め寄ると、李永山は完全に気勢を削がれた。

「いいえ……違い……」

今日の彼は本当に弁解の余地...