李先生は自分が気が狂ってしまったのではないかと感じていた。家庭教師をしている女子高生の蘇菲菲（スーフェイフェイ）のことを、いつ何時も抱きたいと思ってしまうのだ。

蘇菲菲は今年十八歳、高校三年生。身長170センチの長身でスラリとした体つきは、まるでテレビに出てくるモデルのよう。桃色がかった白い肌の整った小顔は、可愛らしくも初々しく、笑うと小さな八重歯が見える。まさに清純な逸材というべき存在だった。

君のために詩を書く

その時こそ、大人しく従うのが最善の選択だった。
すぐに李永山は浴衣姿のまま警察に連行された。日月谷浴場に同行していたお世辞ばかり言う部下、あの痩せた犬のような男も一緒に捕まった。
「あの、兄弟、建設路派出所の方ですよね？霍所長に連絡してもらえませんか？私、彼とはかなり親しいんですよ」
「教えてやるが、うちの建設路派出所はもう所長が変わったんだ。霍所長はすでに退職して、今は岳所長が任についている。そして岳所長があんたを連れてこいって命令したんだ」
警察の言葉に、李永山は完全に固まってしまった。
「岳所長？どの岳所長だ...まさか...」
「黙れ！」警察が一喝し、彼らを強引に連行した。...

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