君のために詩を書く

155話

「水生、お前、衛生局に知り合いとかいないか？」李老師が急いで尋ねた。

言うまでもなく、李老師も白小飞も、この方面の人脈は皆無だった。

白小飞は日頃から建設路の親分だなんだと吹かしていたが、実際は何者でもなく、いざという時には頼りにならなかった。

李老師にも人脈などなかった。

唯一期待できるのは薛水生だけだった。

「いないよ、衛生局の人は一人も知らない」薛水生の言葉に、皆少しがっくりきた。

「じゃあ、蘇菲菲の爺さん、蘇閻魔は？」白小飞が目を見開いて尋ねた。

「分からないな、帰って聞いてみないと」

李老師は帰ったら早速蘇閻魔に相談すると言った。衛生局に繋がりがあれば、上から圧力をかけてもらうことで...