君のために詩を書く

148話

とにかく彼らの間には並外れた利害関係があるに違いない。一介の薬材営業マンが区の衛生局の人間を動かして嫌がらせに来させるなんて。昨日の蘭小霞のあの横柄で傲慢な態度も納得だ。まさに鼻高々といった様子で、帰り際には「明日以降連絡する」などと言っていたっけ。

案の定！厄介ごとが本当に舞い込んできた。

痩せた犬のような男は薬材を置くと、今度は薬棚に歩み寄り、何枚かの薬膏を手に取った。

彼は芝居がかった様子で鼻をつまんで匂いを嗅ぎ：「これは何だ？どこのイヌの皮膏薬だ？この中に何が入っている？毒性はないのか？副作用は？狂犬病のウイルスは入っていないのか？誰があなたにこんな無謀な真似をして勝手に処方を作らせた...