君のために詩を書く

120話

「発横財中医館」に入ろうとした時、李おじさんは蒋神医に足を止められた。

「発横財！」という奇妙な老人、蒋神医は李おじさんの目の前に手を突き出した。

え？

李おじさんは一瞬呆然として、何が起きたのか理解できなかった。

「何のお金ですか？」李おじさんは弱々しく尋ねた。

「これは蒋神医のルールなんです。ここに来て診てもらいたければ、まず先にお金を払うんです。お金を払えば、診療所の中に入れますよ」

白小飛は急いで李おじさんに目配せしながら説明した。

こんなバカげたルールがあるのか？

李おじさんは目を丸くした。

「いくら払うんだ？人によって違うんじゃないのか？中にも入ってないのに、いくら払え...