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7話

婆婆は汤蓉蓉の不機嫌そうな口調を選択的に無視し、この白髪の老人、つまり宇通大師の輝かしい経歴について熱心に自慢し始めた。

その老人は1歳で文字を覚え、2歳で書けるようになり、10歳の時に仙人と出会ってから人生が開花し、宇宙の事象を一つ知れば百まで通じるようになったという。天文も地理も、その間の空気のことまで知り尽くしているとのことだ。終南山で五十年修行した後、彼は苦労を厭わず、わざわざ山を下りて庶民の病を診て、この世の苦しみを解決してくれるのだという。

婆婆はさらに神秘的に、大師はもうすぐ昇天の日を迎えるから、その後は二度と戻ってこないだろう、幸い私たちはこの機会に間に合ったと言った。

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