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859話

今となってはホテルを探すなど不可能だし、こんな目に遭ったせいで気分も乗らなくなったので、学校へと急いだ。

学校に着くと、張さんが門衛室で呆然と座っているのが見えた。李薇が顔を上げて言った。「言っておくけど、張のじいさんもあんたと同じくらいのスケベよ!」

「なに?張さんがスケベだって?」思わず李薇を見つめた。確かに印象では張さんはかなりスケベだが、それをうまく隠している。特に俺と一緒にいるときは、女の子を見ても目を逸らさないほどだ。普通ならこんな状況にはならないはずだが。

少し考えてから口を開いた。「なぜそう言うんだ?」

「言わなくてもわかるでしょ。私たちを見てないフリしてるけど、何度も...