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717話

「最初に小強を助けた時、すでにそのうまみを味わっていた。もしこの人を助ければ、違った機会がもたらされるのではないか」そう考えると、試してみようという決心が固まった。

「はい、わかりました。白先生、やってみます。ただ、今一つ問題があって、医師免許を持っていないので、彼を治療することができないんですが」と私は切り出した。

白先生は一瞬戸惑ったような表情を見せたが、すぐに顔を上げて微笑みながら言った。「それなら、校長先生からも話は聞いています。王さんの免許の手続きは何とか手伝いますよ」

私は目を見開き、顔に驚きの色が浮かんだ。まさか白先生が校長と繋がりがあるとは。ということは、おそらく白先生は...