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709話

「王先生、顔色が少し良くないようですね」と私は視線を向けて声をかけた。

王先生は微笑みながら「ええ、確かに最近、体調が優れなくて」と答えた。

「間違いなければ、月経不順ではありませんか」と私。

王先生は一瞬きょとんとして、驚いた様子で「どうしてわかったんですか？」と尋ねた。

「ふふ、保健室に勤めていることをお忘れですか？多少は医術を心得ていますよ」と私は笑った。

王先生は頷きながら「おっしゃる通りです。今は体調がとても悪くて、特に夜になると不眠になりやすいんです。それに最近はひどく疲れやすくて、力が入らないような感じがして」と話した。彼女の症状を聞いた私は、目を細めた。王先生に対して色心はあ...