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526話

「ちょっと返事を返してから、奥の部屋にカメラを取りに行くよ」

夜は晴晴を連れ出して、まずは食事をして、それから大通りで写真を撮って、最後に晴晴を家に連れ帰って休むつもりだった。

これから起こるであろう素敵な時間を想像すると、心がうきうきしてきた。

だが、楊晴晴の隣に戻った時、テーブルに置いてあった私の携帯が一度鳴った。

メッセージだ!私は表情を引き締めた。突然、鄭琳が前に言っていたことを思い出した。

この時間帯はちょうど退勤時間だから、鄭琳からのデートの場所を知らせるメッセージかもしれない。

私がぼうっとしている間に、楊晴晴が代わりに携帯を手に取った。「超お兄ちゃん、携帯鳴ったよ。...