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364話

「じゃあ、薬の交換をしてくるから、あなたもゆっくり休んでね」さらに少し話した後、電話を切り、私は看護師に包帯を交換してもらった……一週間後、私は退院手続きを済ませた。

幸い後遺症は残らなかった。タクシーを降りた私は、少し体を動かしてみた。

「やっと家に帰れた！」そうつぶやきながら、鍵を取り出してドアを開けようとしたところ、なんと自分の家のドア前の真ん中に、一人の若い女の子が立っていた。

その子は木綿の小花柄のワンピースを着ていた。本来なら田舎くさい服だが、彼女が着るとどこか風情があった。

服装は派手でもなく控えめで、襟元も大きく開いているわけではなかったが、ドレスを通しても胸の豊かな膨...