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1915話

彼もまた大きな声を上げ、両腕を振るわせると、上着が一気に弾け飛んだ。そして漆黒の鉄のような腕が二本露わになった！以前は両手だけが黒かったのに、今や両腕も黒くなっていた。まるで血肉の体ではなく、精鋼で鍛え上げられたかのようだ。

「排山倒海！」

彼は地を蹴り上げ、両掌を力強く突き出した！バシャッ！強大な真気が激しく溢れ出し、まるで津波の音が聞こえてくるかのようだった。

私から見れば、葉承もようやく本気を出したということだ。

そして、葉承の両手が剣の刃に叩きつけられた。

ドン！耳をつんざくような音が響き渡る！

「ぐああっ——」唐剣は苦しげに唸り、口から血を吐き出した。長剣は手から離れ、彼...