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1882話

「杰兄さん、私、考え直したの。やっぱり勉強に専念するわ。実は、分かってるの。あなたはまだ私の姉のことが気になってるんでしょう?」

李杰は一瞬固まった。「そんなことないよ」

「嘘はつかないで。杰兄さんが好きなのは私じゃなくて姉さんでしょう?私に近づいたのも、姉さんの状況をいつでも知りたかっただけ。教えてあげるわ、姉はまだ独身よ。チャンスはあるわ。前にあなたを断ったのは、あなたが焦りすぎたからよ。あの時は姉の夫が亡くなって間もなかったから、心に誰かを受け入れる余裕なんてなかったの。でも今は、これだけ時間が経って、私にも分かるわ。姉はもう前に進んでる」

「君のお姉さんは、僕と君の関係を知ってるの?」...