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1757話

「ご苦労様、汪君、見たところ疲れたね、汗だくじゃないか!」

「いえいえ、徐さん、先に帰っていてください!連絡します」

徐老が私の肩に手を置いた。

「汪君、君は不思議な人だ。一目会った時から気が合うと感じていたよ。これからは兄貴と呼んでくれていいから。他の呼び方だと、よそよそしくなるからな、はっはっは!」

「はは、そうなると、高院長より目上になっちゃいますね?」私は笑った。

率直な物言いの徐老は、やはり好感が持てる。

高院長は苦笑いを漏らした。

「汪君、今晩、一杯どうだ?」徐老が言った。

「ありがとう、また今度にしましょう!治療が終わったら、お酒を飲みましょう!」

「いいとも、じゃあ、私たちは先...