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1715話

食事を済ませた後、蘇勁松は驚いたように言った。体中に力がみなぎっていて、まるで病気になる前の状態、いやそれ以上だと感じるという。私は当然彼のために喜んだ。

彼には理解できないし、理解しようもないことだった。

しばらくして、高院長が患者を連れてやって来た。

その患者は六、七十歳ほどで、二人の若者に支えられて入ってきた。

非常に精気がなく、まさに風前の灯火といった様子だった。

しかし、彼の身から漂う気質は、明らかに上に立つ者の威厳を感じさせ、「虎は痩せても威厳あり」という風情があった。

高院長は前に言っていた、この人はただの金持ちではなく、並外れた資産家だと。

高院長も分かっている人...