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166話

昼の十一時頃、張遠は手元の仕事を終え、スマホをいじっていると、何気なく徐嬌の電話番号を見つけた。

昨日オフィスでこの美しい人妻と過ごした情熱的な時間を思い出すと、彼の股間がムクムクと反応し始めた。

そういえば、徐嬌の家に診察に行く約束をしていたんじゃなかったか?

張遠はそのことを思い出し、胸の内が一気に熱くなった。

指で画面をタップすると、電話がかけられた。

コール音が二回鳴った後、電話がつながった。

「もしもし」

徐嬌の優しい声が聞こえてきた。

張遠は口元に笑みを浮かべ、色めかしく言った。「ねぇ、僕のこと恋しかった?」

「宋…宋先生!」

張遠の声を聞いた徐嬌は、診察室での無謀な行為を思い出し...