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1621話

私は椅子に座り、どうやって小氷に銀液を飲ませるかを考えていた。

数分後、足音が聞こえてきて顔を上げると、小青が小氷を連れて歩いてくるところだった。

「目の見えないお兄ちゃん!目の見えないお兄ちゃん!」小氷は私を見つけると、嬉しそうに叫び声を上げ、小青の手を振り払って駆け寄ってきた。

私は立ち上がり、顔に笑みを浮かべた。

「小氷!」と私は声をかけた。

「目の見えないお兄ちゃん、ここだよ!ひひっ!」小氷は走り寄ってくると、すぐに私の手を掴んだ。

後ろから小青が言った。「小氷、お姉ちゃん嘘ついてなかったでしょう?目の見えないお兄ちゃんが来てくれたわ。遊んだ後はちゃんとご飯食べるのよ」

「うん!」小氷...