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1605話

「それにね、義姉さん、今は僕も正常になったから、もう僕の世話をする必要もないし、実家に帰って住んでもいいんだよ。他の男性と付き合ってもいいんだよ」

少し名残惜しい気持ちはあったけれど、今の僕は確かに以前とは違う。単に正常になっただけじゃなく、超常的な存在になったんだ。

「たとえ義姉さんが僕の側にいなくても、誰かが義姉さんをいじめようとしたら、僕がきっと厳しく懲らしめてやる!」

「そ、それはまだ急がなくても——」義姉さんが言った。「しばらくしてからにしましょう」

突然、彼女の顔が再び赤くなった。

「金水、前に、前に私たちがしたこと、あなた、あなた気にしないでね!」

「僕と何をしたっけ...