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1603話

「あの…」私はもごもごと言った。「義姉さん、本当はサプライズをしようと思って、それで、ちょっと盲人のふりをしたんです。でも、まさか義姉さんが服を全部脱いで目の前に立つとは思ってなくて、ほ、ほんの一瞬だけ見てしまって…」

「まあ!あなたが見えないと思ったからよ!」義姉さんは顔を両手で覆うと、風のように寝室へ駆け込んでしまった。

ふふ、義姉さんって本当に可愛いなぁ!少し時間をあげないとね!そう思って、テレビをつけ、一人で見始めた。

しばらくすると、義姉さんが自分から出てきた。

「金水!」私は顔を向け、にこにこしながら彼女を見た。

「金水、義姉さん本当に嬉しいわ!」義姉さんの表情はどこか不...