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1586話

「大丈夫だよ、ギャンブルっていうのはね、博打なんだから、リスクを取らなきゃ大金なんか手に入らないさ」そいつは首を横に振った。

そこで、私はまた五百元を十三点に賭けた。

結果は、当然また負け。

こうして三回続けて、私は千五百元を吐き出した。

私は気づいていた。さっき私が三つ揃いを当てた後、店の見張り役が二人、私に目を付けていたことを。

だが、私がこうも気まぐれに三連敗したあとは、彼らはまた離れていった。

彼らの目には、私はただの運任せのバカに見えたんだろう。

続く三回の勝負で、私は毎回千元ずつ賭け、さらに三千元を失った。

こうなると、さっき手元にあった九千元も残り四千五百元となり、最初の負けを含...