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1568話

冷たい小川の水が一時的に私の痛みを和らげてくれた。

実際、左足の状態も良くなかった。靴がないため、足の裏は鋭い石や草に切られて血の筋が幾つも走っていた。

仕方なく左足も小川の水に浸けることにした。

私は横になり、虚脱感に襲われた。

正直なところ、丸一日何も食べておらず、昨晩は透視能力を使いすぎたせいで、本当に力が残っていなかった。

昼間でも、この大きな谷間は気温が低く、太陽が照りつけても暖かさはほとんど感じられなかった。

しかも、草地はまだ湿っていた。

本当に寒くて空腹だった!小氷はようやく顔を洗い終え、立ち上がって数歩歩いたが、またよろめいて私の上に倒れ込んだ。

「今はどう感じる?」と私は尋...