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1530話

「もちろん、梅子の前であなたのために何か言うなんて期待しないでよ。今日はあなたに会ってないことにするから!」

「義兄さん、この件には先後関係があるでしょう?結局、僕が先に梅子と知り合ったんだし、言うべきじゃないかもしれないけど、僕がいなければ、梅子はとっくに辱められていたはずです。そして、あなたの病気のせいで、僕と梅子は今のような関係になったんです。あなたは僕の味方であるべきでしょう!金水から少し良くしてもらったからって、彼の味方をするなんて!中立の立場を取るということは、明らかに彼の味方をしているということですよ!それって僕に公平ですか?」

義兄の表情がとても居心地悪そうなのが見て取れた...