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1415話

「警察が来る前に、俺たちは別々になれて良かったよ」

「うん、うん、そうだね」「この話、義姉さんには言わなかったんだ。今度から休みを取らせてくれなくなるかもしれないからね」「そうだね、心配させないほうがいいよ」

私がこの話を梅子に打ち明けたのは、単に彼女の好感を得たいと思ったからだ!

「金水、これからは張大龍みたいな人とは付き合わないでね。本当に性格って変わらないものね。私も悪かったわ、歌うのが好きで、帰りたくなかった。本当は私があなたを見るべきだったのに、逆にあなたが私を守ってくれたなんて」

私は手を伸ばして彼女の鼻をつまんだ。「ばか、君が楽しそうに歌ってるのを見てたんだよ。それにあんなにお酒...